| 名前 | 松本文香 |
| 資格 | 日本武術太極拳連盟 公認A級指導員 |
| 所属 | 兵庫県武術太極拳連盟 |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
「太極拳との出会い」
まったく武術の武の字も知らない、どちらかといえば運動が苦手な典型的な文系です。
小さいころからエレクトーンを習っていましたので、音楽の道に進み大好きなゲーム制作に携わりたいとゲームソフト開発会社のサウンドクリエイターとして活動していました。
そこで出会ったのが後の夫でした。
そこからブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リーなどなど香港映画を強制的(?)に見させられ、どっぷりとはまっていくことになります。
もともと美しいもの、形の良いものは大好きでしたのでいつしか武術の型を見て「やってみたいなあ」、と漠然と考えるようになりました。
もともと反り腰で腰痛持ちだった私ですが、夫の椎間板ヘルニアのリハビリも兼ねてスポーツジムに通い始めました。
ある時TVで「太極拳は腰痛に良い」というのを見て、スポーツジムのプログラムに夫を誘い一緒に参加したのが太極拳との出会いになります。
ただいくら腰に良いといっても、正しく動かなければさらに痛める原因になってしまいます。
当時は「緩み」「軸」なんて全く知識にもなくただ頑張って、りきんで下肢を低くして負担をかけて、の繰り返しでついにぎっくり腰まで起こしてしまいました。
大きく見せるために手を振り回してはいけない、体の力を抜いてリラックスしなければ。
力は抜くけれど意識は通さなきゃいけないんだ、鬆腰鬆胯なので腰が固まっていてはいけないんだ・・・・。
などなど太極拳を深く知るにつれ、正しく動という難しさを知るようになってきます。
夫とはもともとスタートラインが違うので、やはりレベルの差が広がっていきました。
東京体育館で行われる全日本武術太極拳選手権大会に初めて夫の応援で行った時は衝撃でした。
いつか私もあの憧れの舞台に立ちたい、と思いながら予選会の兵庫県大会に挑戦しますが、初めて出たときは11人中10位というブービー賞・・・・(;^_^A
それでもあきらめず毎年挑戦を続けた事で、Bクラス(40歳~59歳まで)のクラスで初めての兵庫県大会優勝、念願の夫婦で全日本大会出場の夢がかないました。
最近はミスが響き思うような順位が出ていませんが、絶対にいつかまたあの夢舞台に立ちたいと思っています。
最近では教室もまかされるようになり、教えることの難しさ、楽しさを味わっています。
教えることは学ぶこと。
自分のスキルアップも目指して、私なりに皆さんと一緒に太極拳を楽しんでいきたいと思っています。
太極拳は10年でやっと入り口という位、奥深いスポーツです。
ですが、運動が苦手な私でもできるスポーツでもあります。
生涯をかけて、焦らず一歩ずつ積み重ねていきたいと思います。
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