川西風月太極拳クラブ

全日本武術太極拳選手権大会の記事

名前 松本 修
資格 日本武術太極拳連盟 公認A級指導員
所属 兵庫県武術太極拳連盟
出身地 兵庫県川西市

 

「太極拳との出会い」

幼少の頃(7歳ぐらい)にブルース・リーの映画を見て功夫という聞き慣れない言葉を知り、そのしなやかで早く力強い動き、彼の偉大なるカリスマ性に圧倒され理屈抜きで憧れを抱きました。
その日からはまだ幼いながらも貪る様に”功夫って何???”という感じでそれにまつわるものを夢中で調べたり、中国から輸入されていた英語表記の訳の分からない教本?を手に入れ、動作解説図を見ては勝手に解釈して一人で真似事をしていました。

その後ジャッキー・チェンと言うアクションスターが現れ、映画「酔拳」や「蛇拳」と言った俗に言う”拳法シリーズ”のコミカルでトリッキーな動き、動物をかたどった動きにまたもや衝撃を覚えて、もういてもたってもいられなくなりました。

ついには小学6年生の時に両親を前に俺は一人で香港へ武術を習いに行く!!と宣言。

あっさりと「あほな事言うな」と秒殺で却下されましたが…(笑)
とにかく、その手の武術と言うものを習う場所や術が無かったのです。
(本当は習う場所はあったかもしれないが、私自身が知らなかっただけと言う話も…)
父は「そんなにもっと強くなりたいんなら空手を習えば良い」と提案してくれましたが、その何と言えばいいか…、強くなりたいとかそう言うのではなくて、あの芸術的な動き心地よくしなやかで伸びのあるあのリズミカルな動きをマスター(修得)したいと言うか…、そんな感じでした。

またそのしばらく後には映画「少林寺」リー・リンチェイ(ジェット・リー)と言う中国武術チャンピオンが現れ、今までのいわゆる”功夫スター”とは違い、本物の中国武術(長拳、南拳、蟷螂拳、etc)と言うものがどういうもので、彼らは幼き頃から鍛錬をして…などと、彼の実績と共に紹介される本を目にする事が多くなり、武術に対する憧れ私の年齢だけは日に日に増すばかりでした…。

 

香港映画、功夫スター、中国武術が好きな気持ちは変わらぬまま私も社会人になり、就職、退職、独立を経た20代後半の時、体に思わぬトラブルが発生しました…。

 

「椎間板ヘルニア」

右足に痺れを伴い、歩行困難な状態で毎日右足を引きずるように歩いていました。
自分の体なのに思うように足を動かせず、力も入らないし、ましてや車もろくに運転できない。
サイドブレーキやフットブレーキと言った左半身に力をこめる行為は、激痛で声を出さずにいられない。
腰の激痛は言葉に出来ないぐらい凄まじいもので、寝てもダメ、起きてもダメ、座ってもダメ…
リハビリに行っても全く効果なし…、それどころか少し悪化したような気も…。

とにかく、うめき声しか上げれない毎日でした。

 

この激痛に耐えられずに、注射を打たれることすら大嫌いな私が「手術」を決意しながら必死に病院のホームページを調べてどの地方の病院が良いとかまで決め始めた頃、医師の薦めもあってジムで体を鍛えることにしました。

「腰周りの筋肉を作ること、水泳でも何でも良い。」

そう言われ、あまり乗り気じゃ無かったジム通いをのサポートのもと始めます。

気乗りしないジムでマシンからマシンへ足を引きずりながら移動し、脚力を強化するマシンでは重りをつけていない状態でも動かすことすら出来ませんでした…。
(私の状態を知らないインストラクターは「この人ふざけてるの?」とばかりに苦笑いするし…。)

 

自分の体の状態にショックを覚え落ち込んでいる時に、妻が
「カルチャープログラムに【太極拳】があるから一緒にやろう♪♪♪面白そ~う♪♪♪」
とスタジオプログラムの参加に誘ってきました。

 

中国武術としての太極拳は映画や本で少し知識はありました。

「柔よく剛を制す」・・・相手の力を利用して相手を制する。
・または「勁力」を使って相手を倒す(飛ばす)・・・発勁
陰陽の思想。

などなど
映画に出てくる太極拳としてはカッコいいとは思ってました…

 

でも当時の私は

「カルチャープログラムの【太極拳】って、中国の公園で朝早くに年配の人たちがゆ~っくり動いてる健康体操でしょ?
いくら何でもそれはちょっと…(笑)
まぁ今の僕にはそれも出来ないでしょうけど(苦笑)」

そんな感じで、スタジオの扉を開けいざ参加してみると………。

 

な、………何だコレは………!???

お年寄りの健康体操???…いやいや………立派な武術だよ…コレ…。
ゆっくりで複雑だけれど…、何か落ち着くな………。

動きがすごく綺麗………。これは覚えたい、是非覚えたい。いや覚えなきゃ………。

なるほど、理に適っているから年齢、性別関係なしに動けるのか………。

でも、むずかしい………、あ、当たり前か………、コレだけ歴史があれば簡単なわけが無いわな。

深い………、奥が深い………、何かもっと知りたくなってきた………。

 

そうして私の太極拳人生の歯車が回転し始めました。

 

それから十数年、太極拳の師と仰ぐ先生、そしていつも的確な指導とアドバイスを下さるたくさんの先生方に恵まれたおかげで、国内で一番大きな大会全日本武術太極拳選手権大会においてもを頂けるようになりました。
しかし太極拳は知れば知るほど、成長すればするほど、自身に様々な課題(ステップアップ)を与えてくれます。生涯スポーツといわれるぐらいだし、私も生涯勉強ってことなんですね…(汗))

人生の中で、楽しくそして真剣に向き合える事に出会えたのはとても大きな事だと感じています。

私が出会ったこの太極拳。。。

一人でも多くの方たちと楽しく共有する事が出来たら…、その機会や時間を提供する事が出来たら…、といつも心から思っております。

以下、ここ数年における私の太極拳大会の成績です。

大会成績
年度
種 目
兵庫県武術太極拳選手権大会
全日本武術太極拳選手権大会
2018
男子24式太極拳B
全日本シード
7/6~7/8 武蔵野の森 総合SP
2017
男子24式太極拳B
全日本シード
1位 金
2016
男子24式太極拳B
全日本シード
1位 金
2015
男子24式太極拳B
全日本シード
1位 金
2014
男子24式太極拳B
全日本シード
1位 金
2013
男子24式太極拳B
全日本シード
1位 金
2012
男子24式太極拳B
1位 金
3位 銅
2011
男子24式太極拳C
全日本シード
2位 銀
2010
男子24式太極拳C
1位 金
3位 銅
2009
男子24式太極拳C
全日本シード
5位 入賞
2008
男子24式太極拳C
1位 金
3位 銅

※男子24式太極拳C(~39歳まで)同じくB(40歳~59歳まで)同じくA(60歳~)
※各都道府県で行われる地区予選を1位で通過で「全日本武術太極拳選手権大会」に出場できます。

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