今日は川西総合体育館(第2武道室)にて「太極拳無料体験レッスン」を開催いたしました。
「太極拳に興味はあるけど土日でしか参加出来ない方もいるのでは…」ということで企画してみたのですが、初参加の方を数名迎え、すでに太極拳を習い始めた方々とご一緒に動いてもらいました。
最初「やっぱり今回の参加者は少ないかな…(・・;」と思っていたのですが、熱心な生徒さんたちが会場へ足を運んでくれたおかげで、賑やかな雰囲気で体験会を進めることが出来ました(^▽^)/
ミンナキタ━━━━━━━( ゚∀゚ )っ━━━━━━━━ッ!!
心よりお礼申し上げます。。。
参加者の皆様、今日はどうもありがとうございました&お疲れ様でしたm(_ _)m
(せっかく写真をアップしようと思ってたのに、またしても撮るのを忘れてしまった…(´□`;))
やはり太極拳は見て感じるのと実際にやってみるのとは全然違うという感想が多数…。
ゆっくりとした動作に慣れなかったり、動きと共に変化していく手足の運び方、姿勢はほぼ中腰での移動のため辛かったり、なかなか挫折要素は満載です。
で、「なぜゆっくり動くのか………。」d(・_・ )
諸説色々あると思いますが、私が知るところ、こんな風に聞いたことがあります。
太極拳はご存知の通り中国武術です。
中国武術と言うと目にも留まらぬ速さで素早く動き、攻防動作が繰りひろげられると言うイメージがありますが、その一つ一つの動作にもバランスや軸の位置があり、正しい位置があります。
しかしそんな動作もゆっくり動くとなかなか上手く動きにくいものです。。。
「ゆっくり動いた時に正しくも動けないものが、素早い動きで正しく動けるものなのか」
また早く動けばごまかしは利くけど、ゆっくり動けばごまかしは一切利かない。
ゆっくりと動作を行いながら体の協調性を意識し、体の軸や位置を知ることでバランス感覚の向上を養う。また体の中を感じる事で、勁(ちから)が体の中をどのように通っていくのかを養う事も出来る。 そんな感じで、今のような「ゆっくりと動く練習法」があるようです。
さらに太極拳の動作は、緩み(リラックス)をもって、留まらず、よどまず、一定の流れ、一定のスピードを用いることで体内に血液循環を促すことが出来、脳には程よい意識を持つことで訓練となると同時に休息にもなります。
また腰を軸にした円の動き、絶えず重心を移動させる動作から骨格、筋肉、関節、バランス感覚を養う事が出来るという事などが、健康運動面としても評価が高い理由です。
一定の呼吸と意識と動作の三者が揃うことで全体(上下、内外)を統一させる事もポイントです。
「覚えるにはどうするか………。」d(・_・ )
もちろん覚えるスピードにも個人差はあると思いますが、まずは「繰り返し動いて」「慣れる」事で套路を覚える(「体に覚えさせる」)、そして部分部分を「よく考える」ことが大事。
もちろん回数、経験、月日が必要ですが、あわてずひとつひとつクリアして進むことが肝要です。
もう一つ参考にして欲しいのは「聞く姿勢、習う姿勢」です。d(・_・ )
これはどこの教室でもあることかと思いますが、だんだん慣れてくるとごく稀に生徒さんが自分自身を過剰に評価してしまい、指摘された事に対して簡単に不快感を表す場合も…(謙虚さの欠如)
(そのような方は私の生徒さんにはもちろんいませんが(?)o(=¬ェ¬=)oジーーーッ)
このような学習姿勢になった方はたいてい学習する歩みを止め、簡単に挫折してしまいます…。
少しでも上達したいのなら、素直に直すことだけを心掛けるようにしましょう。
問題がなければ指導員は指摘しません。
出来てないから補正するために指摘するのです。
「私はちゃんとやってます」
「ちゃんと意識してるのに、どこが悪いの?」
はダメです( ̄× ̄)b゙NG!!
「私はちゃんとやってます」→「指摘される」=答「やってるつもりだけど出来てません」
「ちゃんと意識してるのに」→「指摘される」=答「意識してるつもりだけど出来てません」
だけなのです。
ただの「~してるつもり」なのです。
私はいろんな先生に指導を受ける機会がありますが、指導されれば素直に聞くようにしています。
(自分でも気付かない間に指摘されるような動作をしてるかもしれないからです。)
そして自分以外の他の人への指摘も自分の事のように聞くようにしています。
(もしかして自分も同じようなミスをしているかもしれないからです。)
同じ間違いやミスを何度も繰り返しながら、その間違いやミスを指摘されながらその回数を減らして行く。
少し謙虚に、少し貪欲に、少し真剣に、そして大いに楽しく。。。
自分の目指す太極拳を得るまではこの道はずっと続きます。
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